-39.4℃
高 熱 の 反対側
それ を にほん の ゆうじんから きいて しった
たしかに ほんとう に ここ チェコ での できごと
つい せんじつまで の すうじつ
わたし の 住 む ばしょ でも -22℃ の よる が あった
ほんとう に これこそ 未 知 の ヨーロッパ の 冬
それ は 氷 の 世 界
ここまで くる と さむい なんて いわない
暖 を とるために うごく
おいしい ごはん を つくる
目 が あう と わらってしまう
薪 ストーブ の 薪 わり
トイレ が 凍らないよう に オイルランプ を 灯 す
ときどき 作 品 づくり
散 歩
いつもより も もっと じっくり 過ごしている
氷 の 世 界 は
吸って はいて 寝 て たべて
あたためて
さら に 暮らし は くらし に なる
氷 の 世 界 は 純 粋 で
ただ 生きること を おしえてくれる
もっと シンプル に してくれている
その いっしゅん いっしゅん は かけがい なく
いろいろな かたち に なって
あらわれて
つぎの日 には 雪 に おおわれ
まるで なにも なかったように すがた を 消した
それでも また すがた を かえて きぜん と しているの
まるで なに も なかっかように
それくらい かるくて いいんじゃない
ときおり きしむ 氷 の だいち は そんなふう に なく
氷 の 底 では じっくり 春 の したく
ひとたび も とまること は ない
おすそわけに と 体 温 を うつすように
湖 の 水 面 を
くるくる ころがり 身 体 ごと 線 を 描いた
おなじいろ の そら と 氷 に なった 水 面 は
まざりあって 重なって ひとつ に なった
そう いろいろ な こと を
けずって カット して もっと もっと
かるくなれたら いいなぁ...
それが 記 憶 に なったり からだ に なったり
たべて なくなって しまうみたいに......