もしかする と いま の わたし には 必要 だから であえる のかもしれない
必要 では ないから その 手 の なか には ないのかもしれない
わすれて きづいて
す す ん で る
ことし の はんぶん は 日本 だったな
あれから ひとめぐり
いま おもえば わたし の おなか へんな かたち していたよなぁ
だれか が 病気 に かかっていても くるしくても
やっぱり この 身 に ふりかからなければ その 痛み や くるしみ
深み は わかるまい
はじめて それ を わずらって
ほんとう は すこし なにかが うごいた
はらはら と おちていった
わたし いきているんだ
わたし 女性 なんだ
いのち に かかわる ものでなくても 病 から おおく を いただいたよう に おもう
そして だれも が いうけれど やっぱり 健康 っ て ものすごい こと なんだ
たべて ねて わらえる
あたりまえ なんて ないんだ
ひとり じゃ ないんだ
そんなふうに おもいながら チェコ へ 帰国 し その足 で すぐでかけた ある 場所 で
いっせいに 咲きほころんでいた のは
レ デ ィ ス マ ン ト ル
よく 目 に とまる とは おもっていたけれど、
いま の わたし の ハーブ だった
そういえば 来日 まえ まだ 病気 が なにかも わからないとき
出発前夜 に とてめくれた チェコ人 の ゆうじん が よる お茶 を
いれてくれたんだ
ちいさい ひかり の なか で ガラス の ポット の 中 で
湯 と おどる 葉 と 花 の その 様 が
あんまり うつくしくって しばらく みとれてた
のまずしても いやされた
その 感覚 いまでも おぼえてる
本能 は 正直 あとになって きづいた レディスマントル だった
レディスマントル は 女性 に よい ハーブ と いわれている
その 名 は
葉 の かたち が 聖母 マリア の マント に にている ことからだとか ..。
ふるく は 魔力 を もつ ハーブ として あつかわれ
学名 の Alchemilla は ・・ 錬金術 ・・ を 意味する ことば から つけられている
その 花 は きいろく ちいさく
日陰 でも よく 育ち 冬 の さむさ にも つよい まさ に あこがれ
そういえば すこし まえ の こごえるような さむさ で
ちいさな 畑 は すべて 凍りついてしまった のに
このこ だけ きょとん と さいている
和名 は 羽衣草
うえたわけでもなく 種 が どこからか 舞いおりて 。
そのこ だけ さいている
つよくなりなさい と 無言 で 全身 で かたりかけてくれるよう