それは、 国籍 とか 時空 をも こえて
この世 でも なくて 夢 なのか
この 身体 こそ であわなくとも 、 いつも あらわれては、 蘇る
そんな 出会い 。
瑞々しく 6月 纏いたい 7月
よき 時 は、 儚い 。
たとえば、 ふと 目線 の その先 で
木 に からみつく 野 の 果実 に 心うばわれる ということ。
たとえば 、 いとも 簡単 に シマツ してしまう 国 に うまれて、
ここで 出会う その 命たち は 宝石 より かがやいているということ 。
そんな いっしゅん を みのがさぬよ に 、
それ は、 だれかであって 、 季節 、 記憶 、 におい 、
カタチ ではないもの 。 まばゆかしいもの 。
それは、 数えきれないほど 、しんじられないほど、 傍ら に ある ことがら 。
全身全霊 もてるもの すべてで この 身 に 溶かしたい
それは、 ひとしずく の 茶 の よう に
儚 い 儚 い チェコ の 夏 。