ぽっかり おてんき 風 ひんやり
田舎 の ちいさな お店 に いくと
すで に クリスマス を 彩る チョコレート たち が わっ と ならんでいて
お の の く 。
そう もう そんな 季節 。
そうそう さくねん 展示 を させていただいた
京都 の 茶房 好日居 さん でも
おかせていただいた ふわふわ の ほわほわ の
手紬 の 羊毛 ソックス
そのおり 毛糸 の 状態 で ほしい と 何人 か の かた に いっていただき
ことし も しりあい の アレンカ さん に ゆずってくれますか...。 と おねがい
こころ よく ゆずってくれた 。
けどね 。 これっ て すこし むごい 。
かんたん に じゃぁ ゆずって 。 て いってもね
ほんとう に ひと 冬 に かぎられただけ の 量
そして この ほわほわ に なるまで に
ものすごい 手間 と じかん が かかっているから 。
さくねん かんたん に 買わせてほしい と いって
すこしだけ 彼女 を こまらせた 。
かんたん に なんでも 手 に いれること が できてしまう 日本 そだち の わたし は
そのとき おおい に
つくること 。 そのむこう に あるもの 。 てづくり ということ 。 を
肌 で まなべたよう に おもう 。
なんども なんども 洗って ほぐして 。
さいご の 紡ぎ の こうてい は
ほんとう に さいご の さいご の おいしい ところ 。
と 彼女 は いう 。
そうして できる ひと冬 に 一足 の 靴下 。
どれだけ の 宝物 だろう 。 どれだけ あたたかいことだろう 。
それから この こげこげ の こげ茶 はね
すぐ ちかく に 住む ` しりあい ` の 毛 から 。
いつも そこ を とおるとき おお声 で かれら と はなす
げんき -?
メ―
きょう も さむいねー
メ―
さみしいよー
メ― メ―
スルニチコ―
数 すくない わたし の 腹 を わって はなせる 友 たち 。
↓
純粋 の この 紡ぎ
日本 へ とどけたい
編みもの が じょうず な かのじょ たち に 相談 してみようか 。