1.16.2011

30年もしくは 100年目 の お散歩



ただいま ブルガリアン たち が となりの 部屋 に いる

だれだか しらない




いつもの住まい に しらない 声  と  しらない ことば  が
 
交差 するのは  なんとも  不思議 で ある

  


:::


そうそう 我が家   いよいよ アクション 開 始

 
あたらしい 暮らし には 持っていかない と 決めた

多くのもの を 本格的 に 処分 することに

そこで チェコ父 始 動 。

掲示板に ” こんなもの  あんなもの お譲りします  ” と投 稿 



それ以来  一昨日あたりから  しらない だれかから 何本も電話がはいり

何組もの ひとびと が 家 に 来ているのだ


なんとも 不思議 な 活気 が 我が家 を 駆け抜ける


そうこうしていると 家の チャイムは 鳴 る


で ただいま  ブルガリアン なわけである


:::

 
父母 が 小さかった頃からの ものたちとも さよならする



ここに くるまで きっと たくさん の 葛 藤 も あったにちがいない



:::   いつ また 手 に はいるか 分からない   :::





という 時代 を へてきた この国 のクローゼットからは


  簡単 に 捨ててしまう 国 そだち の

わたしには おどろきの 連続 な ものが  つぎつぎと でてくる





たとえば もうずっと 昔に なくなった おばあちゃんの ニット や

母の 少女の ころの 交換日記 や らくがき帳

Martin の ちいさかった頃 の  帽子 や 体操服 まで …。


 その すべてが わたしには かわいらしく すべてを

 もっていけたらと思うのだが そうも いかないので 

よりすぐり 以外は   さよなら するしかない。。。





そのたびに   きもち が きゅっ と いたくなる


 :::


いまだ に いろいろを 残 念 に おもっている わたしより 


  はるか に 大 人 な  チェコ 父母 は、 


尋ねてきた ひとびとの うれしそうな よろこばしい わらい声を


うれしそうに 見守っていた


:::


30年もしくは100年をこえる  いろいろな 思い出たちは 

きょうも だれか の もとへと でかけていった

こんなに よい家具も ただで あげちゃうの!? と

まだまだ わたしだけが しょんぼり なのだが

当の 本人たちは 持ちもの が だれかの 人の手に わたるたびに

引越 の 日が ちかく なるたびに 軽やかになっているようで



キッチンからは はなうた が 聞こえてくる




そう こんなふうに

思いきって シンプルな くらしを 選んだ 父母 を 誇らしくおもう



:::


      一方    わたし は  わたしで 

すこおしずつ ほんとうのものだけ えらんで かぁるく かぁるく 

暮らすのが いつか の 目標



けど ここの ものたちは あまりにも 


いとおしすぎて なかなか 至難 の わざである






:::




いちばん たいせつなものを  みつけることが


できたから いつか きっと 裸でも くらせるとおもうのだが…












 あなたの たいせつなものは なんですか。。。