お 箸 やすみ も そこそこ に よいこらしょ っ と
また ひとりごと
そうそう それからどうなったの。。。で おわっている
おひっこし の おはなし を もうすこし
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そう 最後 の にもつ を ひとり すこしずつもって
ひとへや ひとへや の
まっしろな 空間 と さよなうなら そして ありがとう…と
あいさつ を かわすよう に もう ひと掃き していると
この日 田舎まで 荷物 はこび を てつだってくれる
もうひとり の ゆうじん が
ちょっと 青い かお で 外から もどってきた
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おだやか に へいわ に ちょっと ロマンティック に
さいご の おわかれ を して 出 発
と おもっていた 夢想家 の わたしは そうとう おどろいた
だから 人生 っ て わからないね…。
青い かお の ゆうじん が ほんの 数分 手ぶら で
わが フラット に 来て 車 に 戻った 瞬間
かれ の 荷物 は 消えていた
いつも どちらかというと 用心深く たのもしい 彼
なのに この 日 に 限って 車 の キー を かけていたとはいえ
貴重品 すべて を のこして 車から はなれて
わが家 に 来てしまった。
::: 油 断 の 魔 は 容 赦 ない :::
そんな 数分 の みじかい 時間 に
そういう人が あらわれ スリに あってしまうとは…。
車の キーの あけかたは それ は 鮮やか
しかも すこしまえに なんの 皮肉 か そのゆうじん は、
その方法 の ドキュメント を 見たばかりだったという…
バッグ も 携帯 も クリスマス プレゼントで すべて あたらしくなって
うれしそう に もっていたの を おもいだす
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目の 前 の ハプニング に 何も できない 自分
そして いつも だれか の 悲しみ の 反対側 で
どんな 事情 に せよ
ラッキー と よろこんでいる 人 が いるのかと おもうと
この世界 が かなしく たまらなかった…
けれど ことのほか この ゆうじん は 冷静 で
とにかく れんらく を とれるところには すべて れんらく
ほんとう に じぶん の 油断 で
ひっこし が おくれてしまい ごめんなさい
べんきょうになった と なんども 言った
じっさい いつも 小春日和 の ように のうてんき な わたしじしんも
あらたな 門出 に 身 の 引き締まる おもいがした
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かなしいけど とにかく ひっこし は 決行 に なって
くやしいけれど おなか が すいた
なので インディアンレストラン に たちよって はらごしらい
たちこめていた 思いを ぷっ と ふきかえすように
みんな で わらってしまうくらい いつもより スパイシーだった
そして 出発 したのだった。。。
そんなふうに ばたばた と 長年 すんだ すまい に さよならした
プラハ を でて もう 10分 か そのくらいもすると
雪景 色 は ひろがっていた
まっしろ な ゆき の した には みどり
春 は ちかい