2.16.2011

::: まっしろな 空 間 に さようなら ... :::


     
   

     お 箸 やすみ も そこそこ に よいこらしょ っ と 

また ひとりごと


  そうそう それからどうなったの。。。で おわっている 

おひっこし の おはなし を もうすこし


:::


そう 最後 の にもつ を ひとり すこしずつもって

  ひとへや ひとへや の

  
 まっしろな 空間 と  さよなうなら そして ありがとう…と


 あいさつ を かわすよう に もう ひと掃き していると

 この日 田舎まで 荷物 はこび を てつだってくれる 


    もうひとり の  ゆうじん が   

ちょっと   青い かお で 外から もどってきた



:::
 


おだやか に へいわ に ちょっと ロマンティック に 

さいご の おわかれ を して   出 発

  と おもっていた 夢想家 の わたしは そうとう おどろいた


 だから 人生 っ て わからないね…。


 青い かお の ゆうじん が ほんの   数分   手ぶら で 


わが フラット に 来て 車 に 戻った 瞬間 




かれ の 荷物 は 消えていた




 いつも どちらかというと  用心深く たのもしい 彼

 なのに この 日 に 限って 車 の キー を かけていたとはいえ


 貴重品 すべて を のこして 車から  はなれて 

     わが家 に  来てしまった。


 
 ::: 油 断 の 魔 は 容 赦 ない :::

 

そんな 数分 の  みじかい 時間 に 

そういう人が  あらわれ   スリに あってしまうとは…。

  

車の キーの あけかたは それ は 鮮やか


しかも すこしまえに なんの 皮肉 か  そのゆうじん は、


  その方法 の ドキュメント を 見たばかりだったという…


  バッグ も 携帯 も クリスマス プレゼントで すべて あたらしくなって


 うれしそう に もっていたの を  おもいだす


:::


 目の 前 の ハプニング に 何も できない 自分

 
そして いつも だれか の 悲しみ の 反対側 で

 どんな 事情 に せよ 

ラッキー と  よろこんでいる  人 が  いるのかと おもうと


 この世界 が かなしく たまらなかった…

 
 
  けれど  ことのほか この ゆうじん は   冷静 で

 とにかく れんらく を とれるところには すべて れんらく

 ほんとう に じぶん の 油断 で 

ひっこし が おくれてしまい ごめんなさい

 べんきょうになった と なんども 言った


じっさい   いつも 小春日和 の ように のうてんき な わたしじしんも 

あらたな 門出 に  身 の 引き締まる おもいがした


:::


 かなしいけど とにかく ひっこし は 決行 に なって

 くやしいけれど おなか が すいた



  なので インディアンレストラン に たちよって はらごしらい

 
 たちこめていた 思いを ぷっ と ふきかえすように

みんな で わらってしまうくらい いつもより スパイシーだった

   

  そして 出発 したのだった。。。


 


 そんなふうに ばたばた と 長年 すんだ すまい に さよならした


    プラハ を でて もう 10分 か そのくらいもすると 

  雪景 色 は ひろがっていた

  
まっしろ な ゆき の した には みどり


春 は ちかい