2.20.2011

::: 永 遠 の 少 女 :::



                                           
                                                  
    
   あさ カーテン  を  ぱっと ひらくと

  景 色  は ふわふわ の まっしろ。 


 うれしい 

また ふった
     




  .   .   . 
 






そして この まっ しろ で ふわふわ の ゆきげしき の ように


まだ ぴん  と こない しらせ が あった








わたし の なか では 

永 遠  に きっと 少 女 の なか の しょうじょ で

    乙女 の なか  の おとめ  で  


じゃじゃうま  の  よう  で  こねこ な  女 性





 が たくさん の 花 と かぞく に かこまれ 亡くなった と… 















  それ は だれ  で しょう




それ は わたし の おばあちゃん

















そのひとは、はじめて わたし の パートナー に であったとき


見たこともないくらい 目 を かがやかせ 




  わたし が 結 婚 したいッ   




と ほんき で 言って ほんき で きらきら していた





そして   初対面 に して ゆいいつ  こころから 


”  このひと(パートナー)は  だいじょうぶ  ” と いってくれた




わたしの 両 親 も そ の ぜったい の 確 信  に 




なんとなく なっとく





だって かれら の とき も


祖 母  が いちばん に ” このひとは だいじょうぶ ” と

太鼓判 を 父 に おしたから 今 に  いたるのだから…



:::




パートナー  も

そ の きらきら の 目  を いまでも はっきり 思 い 出 す  と  いう


   わたし が 昨 夜 訃 報 の しらせ の メッセージ を 読んで 



わ っ  と  泣いていたら



まえ に 会ったとき の 彼 女 の 目 は ほんとうに 澄んでいたよ... と




うしろ から ぽつり と 聞こえた



いつも 陽 の あたる へや で 

無 数 の 童 謡 を よく うたっていたのが

あまり に かわいかったので



いつも あ れ うたって と いっては 



おねがい したものだ






 そ の うたごえ を




いつか 録 音 しておきたい  と おもいながら  ついに  叶わなかった






けれど その 小鳥 の さえずり の ような ほそく あたたかい  少 女 の


うたごえ は わたし の なかで ずっと 響くのだろう



なぜ だろう 


いまは もっと なんでだか 祖 母 を みじか に 感じている



ひろしま の 原爆 での かなしい 過去 と いきてきた。




そして 



あの  ドーム を デザイン した  彼 の  国 に わたしは  いま いる




だから 祖 母 は、 いちばん  たのしくて


    蝶 よ 花 よ と   たいせつ に そだてられた 


おじょう様 だった 少女 の ころ に トリップ することが おおくって 



  あまりの  こねこ ぶりに   みんなは おどろきっぱなし だった 





けれど 一世代 こえ わたしは けっこう 祖 母 の 血 を


うけついだ みたい




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いまごろ いちばんたのしかった 少女のころ に すっかりもどって



いちばん すきだった  ひと の もとに とんで いったに  ちがいない


















おばあちゃん たくさん ありがとう






わたし は あなた の 確 信 の おかげ  で 


いま とても しあわせ  です